◇作品データ
監督 | フィル・アルデン・ロビンソン |
主演 | ケビン・コスナー |
製作年 | 1990年 |
上映時間 | 107分 |
◇あらすじ
アメリカのアイオワ州でトウモロコシ農場を経営しているレイ・キンセラ(ケビン・コスナー)は、ある日の作業中に「それを作れば彼が来る」という謎の声を聴く。レイにしか聞こえないその声の意味が「野球場を作ればシューレス・ジョーが来る」と信じたレイは、畑をつぶし私財を投じて野球場を作ったが何も起こらないまま季節は移り、野球場を手放さないと破産の状況に追い込まれてしまう。
ところがある夜、家族の生活を守るため野球場を手放すか悩んでいるレイの前に、数十年前に亡くなったシューレス・ジョーがついに現れるのだった。そして、レイはまた新たな謎の声を聴く・・・。
◇のんべえ的感想
2023年のWBC、かなり盛り上がりましたね!
劇的な試合が多すぎて、まるで良くできた野球映画を観ているようでした!
ほんと、感動と興奮の1カ月をありがとう!
野球関連のワードとして度々登場する「フィールド・オブ・ドリームス」というこの映画、決して野球映画ではないので、有名だから気になるけど野球に興味がないから観たことがない人にもぜひ見ていただきたい。後悔したくない男の行動力がいろんな人の夢をかなえる素晴らしい作品です。
1919年に実際にあったメジャーリーグの八百長事件が題材になっていて、八百長に関与しメジャーリーグから永久追放されたシューレス・ジョーことジョー・ジャクソン選手等が登場するけど、事件の詳細も選手のことも知らなくて全然オッケー。映画の序盤で説明してくれます。
何がすごいって、自分にしか聞こえない「声」を信じて破産の危機に陥りながらも自費で野球場を作ってしまうレイの行動力と、そんな夫を信じて応援する妻の懐の深さだよね。
マジで?ってなるとこだよ、自分なら。
作品中に度々出てくる「ここは天国か?」「いいや、アイオワだ」のやり取りがおもしろい。
そして天国は存在するのか問題について、作品終盤で一つの答えを出してくれますが個人的には好きな答えです。なるほどなって思えるから好き。
本当に素晴らしい映画なんだけど、この映画を観た後にトウモロコシ畑を見ちゃったらやばい。
中に入りたくてたまらなくなるので注意が必要です。